2002年2月16日(土)11:47

シュトイバー首相候補はハンガリーの速やかなEU加盟を支持

ブダペスト/ミュンヒェン(ロイター)

キリスト教民主同盟・社会同盟(CDU/CSU)の首相候補エドムント・シュトイバー(CSU)はハンガリーの速やかなEU加盟を支持した。

「ハンガリーはEU加盟交渉において鍵となる役割を担っている」とシュトイバー候補は土曜日ブダペストにおいてハンガリーの保守の政権党Fidesz の党大会で述べた。シュトイバー候補は、ヴィクトル・オルバン首相率いる同党の党大会に講演者として招かれた。ミュンヒェンで先行発表された講演原稿によれば同候補は、ハンガリーは東欧の先駆者として、世界経済の弱さにもかかわらず、高い成長率と6%以下の低い失業率を誇っている。それゆえキリスト教社会同盟(CSU)はハンガリーのEU加盟を全力で支援する、と語った。

シュトイバーはハンガリーのEU加盟の具体的な時期を挙げなかった。CSUはEUの東方拡大において、同国の優先的加盟を支持している。

1月の首相候補指名以来初の外国訪問においてCSU党首のシュトイバーはEUに対し、欧州連合改革に一層速やかに取り組むよう要求した。東方拡大の地ならしをするため2004年までにEU改革を決定しておかねばあらない。27ヶ国あるいはそれ以上の加盟国を抱えるEUはもはやブリュッセルから中央集権的にコントロールすることはできない、とシュトイバーは述べた。

EUは2004年にポーランド、チェコ、ハンガリー、スロヴァキア,スロヴェニア、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、キプロスおよびマルタが加盟を果たすと見ている。2月末にはEUの機構改革を協議する改革会議が発足する予定である。その後2004年にEU各国の首脳が改革を決定する意向である。

原題:Stoiber plaediert fuer zuegige Aufnahme Ungarns in die EU