2002年2月16日(土)00:49

東欧の加盟候補諸国がEUの補助金計画を厳しく批判

ワルシャワ(AP)

東欧の加盟候補諸国に対する農業補助金を制限するEU案は、該当する国々で依然として厳しい批判にあっている。いわゆるヴィシェグラード・グループを形成するポーランド、ハンガリー、チェコおよびスロヴァキアの首相は金曜日、ワルシャワでの会合を終え、「我々の立場とは遠くかけ離れた、欧州委員会の提案に対する遺憾の意」を表明した。

欧州委員会の計画では、東欧の新規加盟国に対する農業補助金は加盟後3年間は現加盟国の受給額の35%に留める。新規加盟国が完全に平等の扱いを受けるのは2013年まで待たねばならないとされている。この遅延をヴィシェグラード・グループの各国首相は「まったく不当な扱い」として非難した。1991年ハンガリーのヴィシェグラードにおいて、この4ヶ国の政府は、相互に経済援助を行い、EU加盟に向けて協調して取り組むことで合意している。

原題:Osteuropaeische Beitrittskandidaten geisseln EU-Subventionsplaene