2003年2月17日(月)23:22

シラク大統領はEU加盟候補国を非難

ブリュッセル(AP)

フランスのジャック・シラク大統領はEU緊急首脳会議において、イラク問題でアメリカを支持した数ヶ国のEU加盟候補国を厳しく非難した。大統領は月曜日の晩ブリュッセルで欧州理事会を終え、ポーランド、ハンガリー、チェコの態度は「無責任であり、礼儀に反する」と述べた。

EU各国首脳は月曜日の晩イラク問題に対する共通の姿勢で合意し、イラクの平和的武装解除を支持するが最後の手段として武力行使も辞さないとの声明を発表した。

シラク大統領は加盟候補国に対して、「私の考えでは彼らの行動は軽率にすぎる。欧州連合への加盟は他国に対する最低限の理解を前提とするのだ」と発言した。ポーランド、ハンガリー、およびチェコは1月末、EU加盟国のイギリス、スペイン、ポルトガル、イタリア、デンマークが発表したアメリカに対する連帯声明に署名した。しかしその直前にEU各国外相はイラク問題に対する共同歩調で合意している。

「彼らは加盟候補国である。すでに家族の一員である国々は、扉を叩いている国よりも権利があるのだ」とシラク大統領は強調した。

原題:Chirac-Schelte fuer EU-Beitrittskandidaten




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