2003年2月21日(金)19:46

EU加盟候補国はEU憲法の延期を求める

ローマ(AFP)

6ヶ国のEU加盟候補国は、今年の半ばに予定されているEU憲法の延期を要求している。改革には「相応の考慮期間」が必要である、とEU将来像会議のハンガリー代表ペーテル・バラシュPeter Balaszはブリュッセルで語った。フランスのヴァレリー・ジスカールデスタン元大統領を議長とする将来像会議は、6月までに憲法草案を発表することになっている。草案はその後EU各国政府の採択にかけられる。

外交筋によれば、すでにスウェーデンとフィンランドも草案の発表から採択まで数ヶ月の猶予期間を設けるよう主張しているという。将来像会議宛ての延期請願書には、ハンガリーのほかポーランド、チェコ、スロヴァキア、リトアニア、ラトヴィアも名前を連ねている。

欧州連合は新たに憲法を策定し、来年の中東欧諸国8ヶ国ならびにキプロスとマルタへの拡大に備える予定である。今月初めにジスカールデスタン議長はブリュッセルで最初の数か条の草案を発表した。従来の計画では、EU各国首脳は今年末までに政府間協議の枠内で憲法草案を採択する意向であった。

原題:EU-Kandidaten wollen neue Verfassung aufschieben




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