2003年2月24日（月）11:57
ブリュッセル（AP）
クロアチアに続き、マケドニアも今年末までに欧州連合への正式加盟を申請する意向である。これはマケドニアのイリンカ・ミトレヴァ Ilinka Mitreva 外相が月曜日ブリュッセルで、EU議長国ギリシャと欧州委員会との会談を終えて表明したもの。ミトレヴァ外相は、「私は障害があると思わない」。一年半前マケドニアはなお戦争の後処理に追われていたが、もう今日ではマケドニアのEUでの将来が語られているのだ、と語った。
ギリシャのゲオルギオス・パパンドレウ外相は、EUの強みはこれほど多くの国々が加盟を希望するところにある。EUのモデルは平和の強化につながり、中近東など地球上の他の地域にとっても模範となるべきものである、と語った。クロアチアは先週の金曜日、ギリシャ政府にEU加盟申請書を提出した。クロアチアは2007年までの加盟を目指している。
欧州委員会のクリス・パッテン外交担当委員は、クロアチアの加盟申請はこれから欧州委員会で審査され、一年以内に欧州委員会は加盟申請について公式の意見表明を行うであろうと語った。これより前、クロアチアのトニノ・ピツラ外相はパッテン委員とパパンドレウ外相との会談を行い、今後クロアチアはハーグの国連司法裁判所の旧ユーゴにおける戦争犯罪法廷に一層の協力を行う意向であると会談を終えて述べた。「これはわれわれにとって重要な問題である。われわれは何がかかっているのか承知している。」
EU加盟までは幾年もかかる可能性がある。たとえばポーランドの場合は1994年４月に加盟申請を行い、2004年５月に他の９ヶ国とともに加盟の運びとなる。これらの国に加えて現在EUはブルガリアおよびルーマニアと加盟交渉を行っている。両国は2007年の加盟を目指している。同様にトルコもEU加盟候補国であるが、加盟交渉は2004年12月に加盟基準を審査した後に開始されることになっている。
原題：Mazedonien will EU-Beitritt zum Jahresende beantragen
＊訳注：原文中に二三誤記がある。