2004年2月23日(月)00:21
ハンブルク(AP)
ドイツのリヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー元大統領は、人々に「勇気と品性」を与え、一層の自信を与える政治を訴えた。元大統領は『ビルト』紙 Bild(月曜版)で、「不平はいつも哀れなだけで、何一つ将来の課題を解決しない」。目下ドイツは不安定な気分に陥っている、と述べ、「若者の就職不安、消費の拒絶、緊急の改善を要する我々の社会保障制度の不安、政党や政治や国に対する信頼の低下」を指摘した。
ヴァイツゼッカー元大統領はトルコのEU加盟についても支持を表明し、「一切の引き延ばし戦術」を批判した。西欧の民主主義社会とイスラム世界に橋をかけることはEUの使命の一つであると元大統領は主張した。
原題:Weizsaecker ruft Deutsche zu mehr Zuversicht auf