2005年2月18日(金)11:07
キエフ(AFP)
ウクライナのヴィクトル・ユシチェンコ新大統領はEUの提案する密接な協力関係では満足しない意向である。2007年からEUとウクライナは加盟を目指して交渉を開始すべきであるとユシチェンコ大統領はAFP通信とのインタビューで語った。大統領の月曜日のブリュッセル訪問の際に双方が締結する「行動計画」(アクションプラン)にはそれに関する条項が含まれねばならない、と大統領は主張した。
「私たちは将来の展望なしに道半ばで立ち止まってはならない」。「一番重要なのはこの協定が後戻りできない形でウクライナの欧州統合への道をひらくことだ」と大統領は語った。
「行動計画」によりEUとウクライナはさらに密接な関係を結ぶ意向である。これは、旧ソビエト連邦のウクライナに対して貿易規制を緩和し、ビザ取得規定を緩める内容などを含む。EU市場をウクライナに開き、外交安全保障政策の協調も図る。しかし、これまでEUはウクライナのEU加盟希望について距離を置いた受け止め方をしている。
原題:Ukraine will volle EU-Mitgliedschaft