2005年2月27日(日)16:48
ベルリン(AP)
欧州委員会のオリ・レーン拡大担当委員は、ルーマニアの欧州連合加盟に深刻な障害があると判断し、同国のEU加盟延期の可能性もあると警告した。すべて完璧に進んだならば、ルーマニアは2007年に加盟できよう。しかし今の時点では、司法、内務、国家財政、環境保護の分野で「重大な問題」が残っている、とレーン委員はベルリンの『ターゲスツァイトゥング』紙tageszeitung(月曜版)に語った。
「条件がすべて満たされなければ、私たちは加盟期日を1年遅らせることもできる」とレーン拡大担当委員は述べた。レーン委員は日曜日、ルーマニア政府との3日間の日程で政治協議を行うため、首都ブカレストに到着した。ブカレストではトライアン・バセスク大統領やカリン・ポペスク・タリチャーヌ首相などとの会談が予定されている。
原題:EU-Kommissar sieht Probleme fuer Beitritt Rumaeniens