2007年2月6日(火)14:09
キエフ(AP)
ウクライナを訪問中のドイツのフランクヴァルター・シュタインマイヤー外相は、EU拡大政策でウクライナから批判を浴びた。ウクライナのヴィクトル・ヤヌコーヴィッチ首相は火曜日、EU議長国の代表として訪れたシュタインマイヤー外相の訪問について、EUは我が国に明確な加盟展望を与えなかった。これは多くの国民に深い失望をもたらした。EUは法治国家の原則を守るすべての国に対し門戸を開くべきだ、と語った。
シュタインマイヤー外相は、ウクライナはEUの近隣政策に含まれると保証した。ウクライナの加盟についてはとりわけEUの中核国が反対している。ブリュッセルの欧州委員会は早期加盟というウクライナの希望を非現実的と見ている。
これより前、シュタインマイヤー外相はモスクワを訪問し、バルカン半島の将来を中心に協議を行なった。外相はセルビアのコソヴォ自治州の将来の地位に関して、この地域の安定という点でロシアと共通の関心があると述べた。しかしロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相は、ロシア政府がセルビアの意思に反する形でコソヴォの完全独立を認めることはないと強調した。シュタインマイヤーは東欧歴訪の最終地として、(明日)水曜日ベオグラードを訪問する予定である。
原題:Ukraine enttaeuscht ueber fehlende Perspektive fuer EU-Beitritt