2008年2月8日(金)16:48

メルケル首相は依然トルコのEU正式加盟に反対

ベルリン(AP)

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、トルコのEU正式加盟の代わりに特権的パートナーシップを認めるべきとするキリスト教民主同盟(CDU)党首としての路線を変更しない。メルケル首相は金曜日、ベルリンでトルコのレチェプ・タイップ・エルドアン首相との協議を終え、しかし結ばれた条約は守らねばならないと述べた。エルドアン首相はメルケル首相にEU加盟交渉プロセスの支持に対する感謝を表明した。

メルケル首相は、期日は未定ながらエルドアン首相とフランスのニコラ・サルコジ大統領との三者会談を行うと発表した。サルコジ大統領はあくまでトルコのEU加盟を阻止する意向である。

メルケル首相によれば、会談のテーマはトルコのEU加盟交渉プロセスをすべての当事者に対して予測可能な信頼できるものにすることであったという。まだ道のりは長い。「私たちは絶えず不安定要素が発生するようなプロセスを望まない」。その都度相手方の意見に耳を傾けることが重要になる、と首相は語った。

エルドアン首相はEU正式加盟の目標を繰り返し主張する代わりに、引き続きドイツの支持を求めた。首相は、ドイツとトルコは国連やNATOで重要な位置を占めていると述べた。両国はバルカン半島やアフガニスタンにおいてテロとの闘いで協力している。過激派のクルド労働者党(PKK)との闘いではわが国は国際的な連帯を必要としている、とエルドアン首相は訴えた。

原題:Merkel weiterhin gegen EU-Vollmitgliedschaft der Tuerkei




ホームへ戻る