2013年2月4日(月)
AFP
トルコのレチェップ・タイップ・エルドアン首相はトルコの欧州連合加盟で「許しがたい」遅延があるとしてEUを非難した。トルコ政府はすでに1959年から欧州経済共同体の扉を叩いており、公式の加盟協議は今から50年前の1963年に開始されたのだ、とエルドアン首相はプラハで語った。「私たちはまだ多くの課題があることは自覚している。しかし私の考えでは、多くのEU諸国もトルコが達成している基準を満たしていないではないか」と首相は付け加えた。
EUは、すでに500万人のトルコ系住民が欧州連合に暮らしており、欧州の一部を成していることを認識しなくてはならない。EUはこれ以上加盟を遅延させるのではなく、交渉プロセスを完了すべきである、とエルドアン首相は求めた。チェコのペトル・ネチャス首相はトルコの加盟希望を支持した。「私たちは開かれたEUとさらなる拡大を強く支持するものであり、常に加盟協議の停滞を残念に思ってきた」とネチャス首相は語った。ネチャス首相は、大部分が反EU派から成る右派政党の党首を務めている。
トルコ政府は2005年からEUとの間で加盟交渉を行っているが、交渉ははかばかしく進んでいない。遅延の理由は、トルコとEU加盟国キプロスとの争いが未解決であること、ならびにトルコ国内の人権問題などである。
原題:Erdogan: Verzoegerungen bei EU-Aufnahme "unverzeihlich"
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