2013年2月26日(火)

CDUとCSUは依然トルコのEU加盟に反対

ボースバッハ議員:「トルコは別の文化圏」

アンゲラ・メルケル首相(キリスト教民主同盟CDU)のトルコ訪問を終え、キリスト教民主同盟・社会同盟(CDU・CSU)の政治家はトルコのEU加盟に反対する姿勢をあらためて強調した。「トルコのEU正式加盟はない」。トルコはEUとは異なる価値観と異なる価値体系、それに異なる文化的、歴史的ルーツを持っている、とキリスト教社会同盟(CSU)のアレクサンダー・ドブリント幹事長はパッサウアー・ノイエ・プレッセ紙Passauer Neue Presseに語った。ドブリント幹事長はトルコに対してEUとの「特権的パートナーシップ」を提供するというCDU・CSUの計画に言及した。

メルケル首相は月曜日アンカラを訪問し、トルコのEU加盟交渉において新たな分野の交渉を開始するよう主張した。一方で、レチェップ・タイップ・エルドアン首相との会談後、トルコのEU加盟に反対する自らの姿勢も明言した。

内務担当のCDUのヴォルフガング・ボースバッハ議員もトルコのEU正式加盟を考えていない。トルコは地理的には3パーセントしかヨーロッパに含まれず、「別の文化圏に所属する」。EUは自ら抱えている問題を踏まえ、まずは現加盟国間の協力関係の強化を図るべきであり、「連合の絶えざる地理的拡大」を中心課題に据えるべきではない、とボースバッハ議員はパッサウアー・ノイエ・プレッセ紙に語った。

原題:CDU und CSU weiter gegen EU-Beitritt der Tuerkei
Bosbach: Land gehoert einem anderen Kulturkreis an




ホームへ戻る