2015年2月13日(金)

ブルガリアはシェンゲン圏加盟に向けた取り組みを強化

ドイツ通信社dpa

ブルガリアは、国境検査のないシェンゲン圏への加盟に向けた取り組みを強化した。これは同国のメグレナ・クネヴァ副首相が中道右派連立政権発足100日の総括の中で述べたもの。

「シェンゲン加盟は国の主要目標となった」。そのためにブルガリアは他のEU加盟国に対する「広範な外交キャンペーン」を開始した、とかつて欧州委員を務めたクネヴァ副首相は述べた。

EU加盟国のブルガリアには、隣国ルーマニア同様、蔓延する汚職のため、シェンゲン圏加盟が認められていない。当初2011年に予定されていた両国のシェンゲン圏加盟はドイツとフランスの拒否権により、無期限に延期されている。

ブルガリアのシェンゲン圏加盟を支持するEU加盟国はこの間20ヶ国に増えたが、重要なEU加盟国を説得することがなお求められる、とクネヴァ副首相は認めた。シェンゲン圏への新規加盟には全会一致の原則が適用される。

ブルガリアの対トルコ、セルビア、マケドニアの国境は同時にEUの外部境界を成している。トルコとの国境沿いの国境柵はなお改修中で、ブルガリアはこれによって、不法にトルコから欧州連合に入る紛争地域からの移民の数を減らそうと考えている。

原題:Bulgarien bemueht sich verstaerkt um Schengen-Beitritt




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