2016年2月11日(木)

ドイツ政府は国境検査を5月中旬まで延長

AFP

依然入国する難民が多いことから、ドイツ政府はオーストリアとの国境などで国境検査をさらに3ヶ月延長し、5月中旬までとすることを決定した。「ドイツへの第三国の難民流入が持続的かつ明白に減少し、シェンゲン域内の一時的な国境検査が廃止できる状況が現時点では見通せない」ため、とドイツ内務省は木曜日、この決定の理由を説明した。

ドイツは難民流入を受けて昨年9月13日に国境検査を導入し、その後たびたび延長している。トーマス・デメジエール内相(キリスト教民主同盟CDU)は今年1月、国境検査を2月中旬以降も継続するとの意向を発表していた。これに対し欧州委員会は、すでに適用されている法的根拠に基づきさらに3ヶ月の延長が可能であると伝えていた。

国境検査を続ける目的は引き続き「国境での秩序立った対応を確保し」、「公共秩序」を守るためである。この措置はオーストリアとの調整のもとに行われており、シェンゲン加盟諸国や欧州委員会にも連絡している、とドイツ内務省は発表した。

原題:Bundesregierung verlaengert Grenzkontrollen bis Mitte Mai




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