2002年1月23日(水)16:27
ベルリン(AP)
ドイツのゲルハルト・シュレーダー首相とデンマークのアネルス・フォク・ラスムッセン新首相は、加盟候補10ヶ国の今年中のEU加盟を後押しする意向である。ラスムッセン首相は水曜日ベルリンにおいて、7月にEU議長を引き受けたならばEU拡大が任期中の最優先課題となろう。加盟条約が12月のコペンハーゲンにおけるEU首脳会議で調印されることを期待している、と発言した。
シュレーダー首相は、ラスムッセン首相とまったく同じ意見であると述べ、支持を約束した。しかし加盟候補国はそれぞれの加盟努力で評価されるべきであり、とりわけ経済的な問題が重要となる、と述べた。シュレーダー首相とデンマーク首相は、EUが権限画定の問題に取り組む必要があるとの見解を表明した。その際ラスムッセン首相は、ドイツで議論されている、EUと加盟国の権限を規定したEU権限一覧の考えを興味深く傾聴していたという。ラスムッセン首相は各国議会の役割強化に賛成した。
デンマークの参加しなかったユーロ導入も話し合いのテーマになったとシュレーダー首相は伝えた。しかしドイツは、通貨切換に参加しなかったデンマークの主権に基づく決定に敬意を払う、と同首相は述べた。
原題:Schroeder und Rasmussen fuer EU-Erweiterung noch in diesem Jahr
Zehn Kandidaten sollen auf dem EU-Gipfel im Dezember die Vertraege unterschreiben