2005年1月15日(土)14:57

ドイツ福音教会議長はトルコのEU加盟に反対

ベルリン(AP)

ドイツ福音教会議長(EKD)を務めるヴォルフガング・フーバー主教は、今はトルコのEU加盟を考えられないと表明した。「どう考えてもトルコが加盟すればEUは単なる自由貿易圏に後退してしまう」。しかし欧州連合は深化こそが目標なのである。そのためには欧州憲法条約と結びついたキリスト教的人間像に基づき、EUの文化的帰属性とアイデンティティを強める必要がある、とベルリン地区の主教を務めるフーバー主教は『ターゲスシュピーゲル日曜版』Tagesspiegel am Sonntag に語った。

トルコはこの目標の礎石にはならないとフーバー主教は述べた。主教はまた加盟拒否の理由として、「宗教の自由や男女同権、少数民族の権利の分野におけるトルコの欠点リストは重大である」と発言した。ドイツで暮らすイスラム教徒との関係で、主教は「私たちを隔てる相違を明確にする」よう求めた。その方が、相違を些細なものとして扱い、難しい問題に口をつぐむ姿勢よりずっと統合に役立つ、と主教は語った。

原題:Bischof Huber gegen EU-Beitritt der Tuerkei




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