2005年1月20日(木)13:40
ザグレブ(AFP)
ザグレブのクロアチア議会は圧倒的多数で同国のEU加盟を支持した。加盟交渉を成功裡に完了しできるだけ早く欧州連合の正式加盟国になることが国民の利益になる。クロアチアは2007年までのEU加盟を目指す、との声明を議会は賛成100票、棄権3票で可決した。
あわせて議会は、EUの課す加盟条件を満たすためにあらゆる策を講じるよう求めた。加盟交渉にはハーグの国際戦犯法廷との無条件協力などが条件として課されている。
これには逃亡中のアンテ・ゴトヴィナ将軍の引渡しが含まれる。将軍は1990年代初頭のセルビア・クロアチア戦争中の戦争犯罪の廉でハーグ国際戦犯法廷から訴追を受けている。
また1万人のセルビア系難民の帰還も加盟交渉では重要な問題になると予想される。1991年から1995年のセルビアとクロアチアの戦争の際、これらのセルビア系住民はクロアチアを逃れた。加盟交渉は3月17日に開始の予定である。
原題:Kroatisches Parlament fuer raschen EU-Beitritt