2007年1月29日(月)10:09

エルドアン首相は「トルコ侮辱罪」の撤廃を拒否

AFP

トルコのレチェップ・タイップ・エルドアン首相は、悪評の高い「トルコ」条項の撤廃を拒否した。しかし政府は301条改正の提案には耳を傾けると首相は述べた。刑法301条は「トルコに対する侮辱」を禁じており、しばしば知識人やジャーナリストの告発に用いられている。ノーベル賞作家オルハン・パムクや先日殺害されたジャーナリスト、フラント・ディンクなども301条によって告訴された。

ディンク殺害事件を受けて、刑法301条の撤廃を求める声があらためて強まった。EUも以前から同条項の撤廃や改正を要求している。エルドアン首相は昨年末、トルコ国内の非政府系の諸団体に対して、同条項の改正案を提案するよう求めた。しかし諸団体は改正案で一致を見なかった。そこでエルドアン首相は諸団体に改正案の合意を図るよう求めた。合意案が提出されれば、政府は「必ず」検討すると首相は述べた。

原題:Erdogan lehnt Abschaffung des "Tuerkentum"-Gesetzes ab




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