2008年1月25日(金)12:16

ドイツ政府はシェンゲン圏拡大を「大成功」と評価

ブルド(AFP)

ポーランドおよびチェコとの国境検査の廃止から1ヶ月を経て、ドイツ政府は肯定的な最初の総括を行った。ドイツに関してはいずれの心配も杞憂に終わった、とペーター・アルトマイアー政務次官(キリスト教民主同盟CDU)は、スロヴェニアのブルドで開かれたEU内相理事会の枠外で述べた。いわゆるシェンゲン圏の拡大は「私たちの知る限り大成功」である。一方、連邦警察組合(BGV)はポーランドやチェコとの国境で不法入国が激増したと訴えている。

アルトマイヤー政務次官も、今年初めの2週間にチェチェンなどから移民が増加したことを認めた。移民たちは難民申請を行っていたポーランドに送還されたと政務次官は述べた。EUの規則ではこのケースは最初に移民が入国した国で処理されねばならない。政務次官は「これは私たちがオーストリアやフランスの国境においても以前から行っているごく普通の手続きである」と説明した。

欧州委員会のフランコ・フラティーニ内務担当委員もシェンゲン圏拡大を「大成功」と評価し、国境での検査は申し分なく機能していると述べた。

原題:Bundesregierung nennt Schengen-Erweiterung "grossen Erfolg"




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