2008年1月29日(火)16:20

EU調査報告書:「EUの一部で障害者に対する非人間的な扱い」

ブリュッセル(AFP)

欧州連合で生活する障害者の一部は非人間的な扱いを受けているとの調査結果が発表された。欧州委員会のヴラディミール・シュピドラ社会担当委員は、福祉施設の中には「時に国際的な人権基準に著しく違反している」ところがある、と加盟国の状況に関する調査報告書の発表で述べた。その際シュピドラ委員は、1年前からEUに加盟しているブルガリアを名指しで批判した。アムネスティー・インターナショナルなどの人権団体は、ブルガリアの精神障害者に組織的差別が行われていると数年前から厳しく批判している。

EUの調査報告書も、ブルガリアでは障害を持った子供や精神障害者がしばしば亡くなるまで隔離拘束されていると述べ、同国では「精神的な障害を持つ人々やその家族に対する社会的偏見」が依然色濃く残っていると指摘している。

原題:Studie: Behinderte leben in EU teils menschenunwuerdig




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