2010年1月8日(金)00:34
ハンブルク(ddp)
ドイツの緑の党のジェム・エスデミール党首は、トルコのEU加盟を拒絶するキリスト教社会同盟(CSU)の姿勢を厳しく批判した。「トルコとのEU加盟交渉を中止せよという要求は言語道断である」。「バイエルンの地方政治家がドイツの外交政策を決定してはならない。CSUはEU政策については、もっと事情に通じた、損害を避ける判断のできる人々に委ねるべきである」、とエスデミール党首はハンブルガー・アーベントブラット紙Hamburger Abendblatt(金曜版)に語った。
EUはトルコが加盟条件を満たしたならば正式加盟を認めるとの目標のもとに、加盟交渉を行っているのだ。「加盟にはまだ時間はかかるだろう。その間EUはトルコの改革プロセスを支援する必要があり、CSUのようにそれを粉砕してはならない」。「これは条約で合意した事項であり、CSUも国際的な条約を尊重しなくてはならない」とエスデミール党首は主張した。
エスデミール党首のトルコEU正式加盟の確信は揺るがない。「私はトルコが最終的に欧州連合に加盟するものと信じている。しかし加盟条件の達成やその時期に関する判断は、今日明日に行われるものではない。」
原題:Oezdemir attackiert CSU wegen Ablehnung des EU-Beitritts der Tuerkei