2012年1月23日(月)
ブリュッセル(dapd)
欧州連合は、国民投票でEU加盟を承認したクロアチアに祝意を述べた。EUのヘルマン・ファンロンパウ常任議長と欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長は共同声明を発表し、加盟はクロアチアに新たなチャンスを開くことになると述べた。すでに日曜日の晩、EUはクロアチアの国民投票の結果をバルカン地域全体にとって良いニュースであると評した。
キャサリン・アシュトンEU外交安全保障上級代表も国民投票の結果に満足の意を表明した。「クロアチアの外相をEU外相会合に迎えるのは私たちにとって大きな喜びである」と同代表は語った。月曜日の晩、クロアチアのヴェスナ・プシッチ外相は初めてEU外相会合に出席した。
ドイツのギード・ヴェスターヴェレ外相(自由民主党FDP)はクロアチアのEU加盟国民投票の結果と加盟計画を、EUが今後も新たな加盟国に対して開かれている証拠であると評価した。私は「クロアチア国民の大多数が欧州連合加盟を支持したことを心から」嬉しく思うとヴェスターヴェレ外相は月曜日ブリュッセルで語った。クロアチアは欧州の一員である。「そして欧州はクロアチアによって一段と豊かに、多様に、そして一段と強くなった」。加えて来年7月に予定されている加盟は「欧州連合が加盟展望を真剣に考えている」ことを示すものだ、と外相は強調した。
マルティーン・シュルツ新欧州議会議長もクロアチアの加盟承認を歓迎した。「これはクロアチアにとっても欧州連合にとっても良いシグナルである」。とりわけ危機に見舞われたバルカン地域にとってEU統合は重要なステップである。「経済面だけでなく、平和を築く施策」なのだ、とシュルツ議長は月曜日RBBインフォラジオRBB-Inforadioで語った。
日曜日に行われたクロアチアの国民投票では、およそ66パーセントが2013年7月に予定されているEU加盟に賛成した。加盟すればクロアチアは28番目の加盟国となる。
原題:Bruessel begruesst kroatisches Ja zu EU-Beitritt