2013年1月9日(水)
ベオグラード(dapd)
セルビアの民族主義的政権は2008年から独立しているコソボとの和解を危うくする決議を採択した。政府が水曜日、トミスラフ・ニコリッチ大統領の提案を受けて採択した決議では、セルビアは決してコソボの分離独立を認めないと記されている。この中でセルビアは、アルバニア人が多数を占めるコソボにおける10パーセントのセルビア系住民のために完全な自治を認めるよう要求している。ニコリッチ大統領は、私はコソボを独立国家として考えていないと述べた。この決議はなお議会の承認を受ける必要がある。
セルビアとコソボの和解はセルビア政府とEUとのEU加盟交渉開始の基本的前提である。目下、セルビア政府とコソボ政府の交渉担当者の間で、コソボの地位の向上に関する水面下の協議が行われている。これに加えて国境検査の協力体制の改善も協議の対象となっている。
原題:Serbien verabschiedet Resolution gegen Anerkennung des Kosovo