2014年1月8日(水)

ルーマニア、ブルガリア移民の失業率は低い

ドイツ通信社dpa

ドイツ労働庁の研究機関の調査によれば、ルーマニアとブルガリアからの移民は決して「貧困移民」と括ることはできないという。昨年12月に発表された、労働市場・職業研究所(IAB)のデータのいくつかを掲げる:

 ・IABの推計では、昨年半ばの段階で368,000人のブルガリア、ルーマニア移民がドイツに住んでおり、2013年は70,000人の純増であった。労働市場の開放により、2014年には最大で100,000人から180,000人の増加が見込まれる。

 ・ルーマニア、ブルガリア移民の失業率は2013年半ばの段階で7.4パーセントであり、国民全体の平均(7.7パーセント)よりやや低く、外国人住民全体の平均(15パーセント)を大きく下回っている。

 ・ドイツ在住のブルガリア人、ルーマニア人のハルツW(失業手当)受給者の比率はIABによれば、約10パーセントで、国民全体の比率(7.5パーセント)よりは高いものの、外国人住民全体の比率(15パーセント)よりはずっと低い。

 ・ブルガリア人、ルーマニア人の社会的や経済的問題はデュースブルク、ドルトムント、ベルリンのような産業構造の弱い自治体に集中している。これらの自治体では60パーセントから75パーセントのブルガリア人、ルーマニア人が就業しておらず、社会保障も受給していない。

原題:Zuwanderer aus Rumaenien und Bulgarien seltener arbeitslos




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