2016年1月13日(水)13:32
AFP
ポーランド民族保守派政権の路線に対するEUからの厳しい批判を受けて、ポーランドのベアタ・シドゥウォ首相は野党に向けて、外国からの「誹謗」に対する結束を呼び掛けた。しかし即座に拒絶された。ポーランドは「不当にも国内で生じていない事態を」非難されている、すなわち法治国家に対する違反の廉である、とシドゥウォ首相は水曜日議会で述べた。
「これは真実ではない。ポーランドでは民主主義が良好に機能している。」シドゥウォ首相はこう述べて、野党に「我々の争いを一時措いて、共同戦線を張る」よう野党に呼びかけた。「原則的な問題」では政党が「声を一つにする」必要があると首相は訴えた。
野党の演者はシドゥウォ首相の結束の呼びかけを即座に拒絶した。「誹謗されたのはポーランドでもなければポーランド国民でもない」「あなたの行動に不安を覚えているのは私たちのパートナーなのだ」と市民プラットフォームのラファウ・トジアスコフスキ議員は右派保守政権に反論した。「これはあなたが自ら責任を負う問題だ。」
トジアスコフスキ議員は、政府自らが憲法裁判所やメディア、公共部門に敵対しているのであり、検察庁の独立性を犯そうとしているのだと批判した。自由民主会議のリシャルド・ペトル議員も、保守派は「自分で蒔いた種」を自分で刈り取る時だと同調した。
ポーランド議会の議論は、来週火曜日に予定されているポーランド政治情勢についての欧州議会の議論に関連する。シドゥウォ首相は、欧州議会ではひたすら「首を垂れて傾聴する」つもりはない。「私は服従的な外交政策は行わない。そのような時代は終わった」と述べた。
数多くのEU政治家は、民族保守派の与党、法と正義(PiS)が昨年10月の選挙戦に勝利して以降、野党の抵抗を押し切って進めてきた司法とメディアの改革に懸念を表明している。欧州委員会はポーランドのとの対立の中、初めて加盟国に対する法治国家監督是正手続きを開始した。欧州委員会のフランス・ティメルマンス副委員長はその旨を水曜日ブリュッセルで発表した。
原題:Polens Regierungschefin ruft zu Einheit gegen "Verleumdung" auf