2016年1月17日(日)17:48

ポーランド政府はEUの圧力に屈しない意向

AFP

ポーランドの民族保守派の与党「法と正義」PiSのヤロスワフ・カチンスキ党首はEUとの対決路線を堅持する意向である。司法とメディアの改革に関するEUとの対決では「いかなる譲歩」も行わない、とカチンスキ党首は日刊紙ジェチポスポリタRzeczpospolita(月曜版)に語った。「私たちは自分の道を今後も真っすぐ進み、どんな圧力にも屈しない。」

欧州委員会は水曜日(13日)、ポーランドの法治国家性を審査する手続きを開始した。この手続きは理論上は最高でポーランドのEU議決権剥奪を含む。欧州委員会はこれにより、ポーランドの新政権による憲法裁判所の職権への介入や、政府の公共放送への影響力を高めるメディア改革に対して対応した形となる。

我が国は「いわれない攻撃」を受けている。ポーランドの民主主義が危ういなどと考えるのは「穏やかに言えば馬鹿馬鹿しい」、とカチンスキ党首は反論した。ベアタ・シドゥウォ首相を陰で操るカチンスキ党首は、EU加盟国がポーランドに対して制裁を課すことは恐るに足らない。表決では「全会一致などありえないので、この件は事実上片がついた」とジェチポスポリタ紙はカチンスキ党首の発言を引用している。事実、ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相はポーランドに対し支持を約束している。

原題:Polnische Regierung will sich Druck aus EU nicht beugen




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