2016年1月24日(日)02:33
AFP
新聞報道によれば、欧州委員会はできるだけ早く欧州国境管理運用機関(Frontex)のマケドニア投入の法的枠組みを整備する意向である。欧州委員会はスロヴェニアのミロ・ツェラル首相によるマケドニアの対ギリシャ国境防衛強化に向けた支援案を支持している、とベルリンのビルト日曜版Bild am Sonntagは報じた。これによればEU加盟国はマケドニアに対して資金、技術、人員の支援を行うことになるという。
これまでFrontexはEU内での活動しか認められなかった。同紙はこれを変更する必要があると伝えた。マケドニアに対して欧州委員会はすでに260万ユーロの直接人道支援を行っており、さらなる支援金を約束しているという。月曜日のEU内相非公式会合の枠外でスロヴェニアの提案に対する個別の協議が行われる予定である、とビルト日曜版は報じている。この計画はドイツ政府にも届いており、目下検討中であるという。
マケドニアはいわゆるバルカンルートに位置し、何ヶ月も前から難民が北を目指して通過している。ギリシャは自らのEU対外国境の防備が不十分であるとしてしばらく前から非難にさらされている。それゆえ先日オーストリアはギリシャのシェンゲン圏一時脱退という要求を行っている。
原題:Bericht: EU-Kommission strebt Frontex-Einsatz in Mazedonien an