2002年7月17日(水)08:28

フィッシャー外相はフランスに農業問題で譲歩を求める

パリ(ロイター)

ドイツのヨシュカ・フィッシャー外相(同盟90/緑の党)は、EU農業問題およびEU拡大の問題でフランス政府の譲歩に期待をかけている。

火曜日フランスのドミニク・ヴィルパン外相との夕食会を控え、フィッシャー外相はEU拡大について、共通の利益を守ることにドイツとフランスが成功すれば拡大は大きなチャンスになろうと述べ、この大きな課題でドイツとフランスのイニシアチブに期待をかけていると発言した。

EU農業政策に関して、農民の利益を守ろうとするフランスの保守政権とEU最大の実質支払国ドイツとの間には意見の相違があり、これが両国の善隣関係に悪影響を及ぼそうとしている。ドイツはEU拡大が始まる前に農業補助金政策を改革したいと考えているが、フランスのジャック・シラク大統領は改革に反対している。

フィッシャー外相との会談に先んじて、シラク大統領はキリスト教民主同盟・社会同盟のエトムント・シュトイバー首相候補とパリで会談した。消息筋は会見が心のこもったものであったと伝えている。

原題:Fischer fordert von Frankreich Kompromiss im Agrarstreit




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