2002年7月20日(土)16:30

シュトイバー首相候補のトルコのEU加盟拒否発言に波紋

ベルリン(ロイター)

『シュピーゲル』誌の報道によれば、欧州連合のハヴィエル・ソラーナ上級外交代表は、トルコのEU加盟拒否を表明したキリスト教民主同盟・社会同盟(CDU/CSU)のエトムント・シュトイバー首相候補(CSU)を控え目に批判した。

同誌の土曜日の報道によれば、キリスト教民主同盟・社会同盟が選挙公約にトルコのEU加盟拒否を明記したことにソラーナ代表は苛立ちを感じているという。またルクセンブルクのジャン・クロード・ユンカー首相もトルコのEU加盟に対する拒否を粗野な外交的失策と評したという。シュトイバー候補はすでに5月の段階で、トルコはNATOの重要なパートナーであり、ドイツと緊密な関係で結ばれている。しかしだからといってEU加盟国になることはない。トルコとイラクの国境がヨーロッパの境界となってはならないのである、と発言している。

原題:Offenbar Irritation uber Stoibers Nein zu turkischem EU-Beitritt




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