2003年7月14日(月)13:29

キプロス議会はEU加盟を決定

ニコシア(AP)

キプロス議会は月曜日全会一致で、分断された地中海の島キプロスの欧州連合への加盟を決定した。これによりキプロスはチェコ共和国、エストニア、ラトヴィア、リトアニア、ハンガリー、マルタ、ポーランド、スロヴァキア、スロヴェニアとともに2004年5月1日にEU加盟国となる。加盟候補国の中には国民投票で加盟を決定する国があるが、キプロスの憲法は国民投票を定めていない。

EUは4月にキプロス島全体の加盟を承認している。しかしEUの法律が適用されるのは南部のギリシャ系キプロスのみである。北部のトルコ系キプロスへの適用は再統一が果たされた後としている。「人々はEU加盟がキプロス島の再統一を促進し、平和への保証となると考えている」とディミトリス・クリストフィアス議長は56名の議員を前に述べた。

キプロスは1974年のトルコ軍の侵攻以来分断が続いている。北キプロス共和国を承認しているのは国際的にはトルコのみであり、トルコはおよそ40,000人の部隊を駐留させている。

原題:Zyprisches Parlament beschliesst EU-Beitritt




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