2003年7月28日(月)23:16

キプロスはEU加盟条約を批准

ニコシア(AP)

キプロスは月曜日、EU加盟条約を批准した。同条約の調印はEU加盟の政治プロセスの掉尾を飾るものだ、とキプロスのタッソス・パパドプロス大統領はニコシアで述べた。二日間の日程でキプロスを訪問中のフランスのノエル・ルノアール欧州相は、同条約の調印はキプロスを欧州と中東のかけ橋とする「歴史的行為」と評した。

EUは4月、キプロス全島の加盟に承認を与えている。これによりキプロスはチェコ共和国、エストニア、ラトヴィア、リトアニア、ハンガリー、マルタ、ポーランド、スロヴァキア、スロヴェニアとともに2004年5月にEUに正式加盟することになる。しかしEU法が適用されるのは島の南部のギリシャ系キプロスのみである。トルコ系の北キプロスへの適用は、島の再統一を待たねばならない。キプロスは1974年のトルコ軍の侵攻以来、分断が続いている。北キプロス共和国を国際的に承認しているのはトルコのみであり、トルコはおよそ40,000人の兵士を駐留させている。

原題:Zypern ratifiziert EU-Beitrittsvertrag




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