2004年7月9日(金)18:58
ワルシャワ(AP)
欧州連合加盟から2ヶ月、ポーランドでは食料品の価格が急騰している。ワルシャワのポーランド中央銀行の統計によれば、鶏肉は22パーセント、牛肉は21,7パーセント、豚肉は9,4パーセント上昇した。新たな輸入関税とEUの規定により、米は27,7パーセント、バナナの価格は18パーセント上昇した。
4月中旬から6月中旬にかけての物価上昇の原因として、ポーランドの経済学者は外国からの需要が増大したことを挙げている。西欧の業者は、5月1日のEU加盟で生まれた新しいチャンスを存分に利用し、比較的安価なポーランドの農作物を輸入している。当初大部分がEU加盟に批判的だったポーランド農民にとって、これは有利な状況である。中央銀行は水曜日、金利を0,5パーセント引き上げ、高まるインフレの危険に手を打った。「私たちはドイツ人がこれほど購入するとは予想していなかった」とポーランド中央銀行のレシェク・バルチェロヴィッチ総裁は語った。
原題:Steiler Preisanstieg nach EU-Beitritt in Polen