2005年7月11日(月)18:46

ドイツ外相とイタリア外相はトルコとのEU加盟交渉計画の堅持を主張

ローマ(AP)

ドイツのヨシュカ・フィッシャー外相とイタリアのジャンフランコ・フィーニ外相はトルコおよび他の国々とのEU加盟交渉の開始計画を堅持する意向を表明した。フランスとオランダの国民投票によるEU憲法否決の後でも、EUは拡大プロセスで「休止してはならない」、とフィッシャー外相はローマでフィーニ外相との会談を終えて語った。

フィーニ外相は10月3日に開始予定のトルコとの加盟交渉を特に重要と位置づけた。世界的にテロの危険が高まる中、穏健なイスラム国家との対話はEUの利益になろう。「私たちには穏健なイスラムとの対話や相互理解の政策が必要なのだ」。私は今週のトルコ訪問で、加盟交渉に関して「イタリアには何ら状況の変化がない」ことを明確に伝えるつもりだ、と外相は語った。

またフィッシャー外相とフィーニ外相は、先週のロンドンの同時多発テロ*)はEUの共通外交安全保障政策をさらに強化する必要性を示したと述べた。これはテロに対する戦いの重要な一歩である、と両外相は主張した。

原題:Fischer und Fini halten an EU-Beitrittsgespraechen mit Tuerkei fest

*) 訳注:7月7日の朝ロンドンの中心部で発生した地下鉄やバスを狙った爆破テロ。




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