2005年7月18日(月)14:00

EU市民の多数はトルコのEU加盟に反対

ブリュッセル(AP)

EU市民の圧倒的多数はトルコのEU加盟に反対している。これは月曜日ブリュッセルで発表された欧州委員会の世論調査から明らかになったもの。これによればトルコの加盟に賛成すると答えた人は35パーセントに過ぎない。調査は5月から6月にかけてEU加盟国の23,328人を対象に行われた。EUはトルコが交渉開始の条件を満たせば、10月3日にトルコ政府との加盟交渉を開始する意向である。

EUはそろそろ加盟交渉開始の準備に着手する。加盟25ヶ国の外相には、月曜日ブリュッセルで、交渉の大枠に関する欧州委員会の提案が伝えられた。外交筋の伝えるところによれば、これに関する決定は後の時点で行われる*)ものの、その決定に政治的な意味はない。各国外相の会合ではこの問題に関する議論は行われなかった、という。

加盟交渉開始の条件はトルコが10月3日までに新規加盟国のキプロスを承認することである。欧州委員会はきわめて厳しい交渉の大枠を提案しているが、これには永続的な保護条項や交渉の中止が含まれる。交渉の対象となるのはEUの全立法に関わる35の分野である。

原題:Mehrheit der EU-Buerger lehnte Tuerkei-Beitritt ab

*)訳注:同日のドイツ通信社(dpa)のニュースによれば、詳しい交渉の計画に関する決定は9月になるという(EU-Beschluss ueber Tuerkei-Verhandlungsplan erst im September)。




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