2005年7月24日(日)05:07

フィッシャー外相はメルケルCDU党首の外交政策に警告

ハンブルク(ddp)

ドイツのヨシュカ・フィッシャー外相(緑の党)はキリスト教民主同盟・社会同盟(CDU/CSU)政権の外交政策方針に対して警告を行った。首相候補者アンゲラ・メルケル党首(CDU)はトルコに欧州連合(EU)加盟のチャンスを与えず、トルコの鼻先で加盟の扉を閉ざすつもりだ。しかし反対にいつの日かEUの加盟国となるチャンスをトルコにすべて提供することが正しいのだ、と外相は『ビルト日曜版』Bild am Sonntagとのインタビューで警告した。

フィッシャー外相はまたアメリカ政府に対して、イラク侵攻は「考え抜かれた」ものではない。私は依然その根拠について納得していない、と非難した。外相はメルケル党首の姿勢を踏まえて、アメリカに同盟国として忠誠を尽くすことは大きな美徳である。しかし「それが理性をシャットアウトすることにつながってはならない」、と外相は警鐘を鳴らした。メルケル党首は2003年、アメリカのイラク政策を批判するドイツ政府の姿勢を厳しく攻撃している。

原題:Fischer warnt vor Aussenpolitik Merkels




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