2006年7月21日(金)17:22

イタリアは新規EU加盟国に対する労働市場規制を撤廃

ローマ(AFP)

イタリアは新規EU加盟国の国民に対するすべての労働市場規制を撤廃した。イタリア政府は、現行の上限規定を無効とする原案を閣議で決定した。これまで、新規加盟国からの労働者の数は年間170,000人までと制限されていた。今後はイタリア人がポーランドで、またポーランド人がイタリアで働き、EU市民として同じ権利を享受することが可能となる、とジュリアーノ・アマート内相は述べた。

イタリア政府はあわせて、非EU諸国から来たおよそ500,000人の移民の滞在を合法化することを決定した。政府はまた、非EU諸国からの移民の上限数を新たに年間350,000人とする方針を定めた。また前ベルルスコーニ政権ではイタリア人にしか支給されていなかった、子供1人につき1,000ユーロの出産奨励金は、今回の閣議決定により、移民の家族に対しても支給されることになる。

アマート内相は、私はベルルスコーニ前政権のもとで導入された異論のある2002年の移民法を改正するつもりだと述べた。この法律では、イタリアへの移民希望者は母国にいる段階で滞在許可申請を行ない、同時にイタリアでの労働契約を提示することが求められている。

原題:Italien hebt Arbeitsmarktbeschraenkungen fuer EU-Buerger auf




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