2010年7月14日(水)10:24

ドイツではおよそ5人に1人が移民の背景を有する

ヴィースバーデン(AP)

ドイツで暮らす移民の背景を有する人々の数は初めて1600万人を越えた。昨年はおよそ国民の5人に1人(19.6パーセント)が移民または移民の子孫であると、ドイツ統計局は水曜日発表した。2005年の段階では1530万人(18.6パーセント)であった。

増加の原因は二つあると統計局は説明する。移民の背景を有する人々は流入と誕生により715,000人増えたのに対し、移民の背景を有しない人々は死亡により130万人減少しているという。

2009年の外国人の数は720万人で総人口の8.8パーセント、移民の背景を有するドイツ人は850万人で総人口の10.4パーセントを占める。2005年と比較すると、外国人の数は96,000人減っているが、移民の背景を有するドイツ人の数は811,000人増えている。

多くの移住者はヨーロッパから

1950年以降ドイツに来た移民は1060万人で、ここ数年と変わらず、移民の背景を有する全人口の3分の2を占めている。うち外国人の移民は560万人で、ドイツ系移民の500万人を凌いでいる。このドイツ系移民500万人のうち、330万人はドイツ系の帰還者(アウスジードラー)(Aussiedler)または後発帰還者(Spataussiedler)、もしくはその配偶者や子供として入国したと申告している。

統計によれば、移民の背景を有する人々の出身地は70.6パーセントがヨーロッパで、続いて16.4パーセントがアジア・オセアニアとなっている。欧州連合加盟27ヶ国を出身地とする移民は32.3パーセントである。移民の背景を有する人々のおよそ300万人はトルコ出身で、290万人は旧ソビエト連邦諸国、150万人弱がポーランド出身となっている。

原題:Etwa jeder fuenfte Einwohner hat Migrationshintergrund




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