2000年7月3日(月)23:07
フランクフルト(合同経済サービス / AP)
欧州連合は、ドイツ・フランスの専門家グループの見解では、これまでの候補国に加えて新たな東欧諸国を受け入れるべきではないという。これは独仏両国の外務省の企画部による調査研究の結論である、と「フランクフルター・ルントシャウ」紙は月曜日に火曜日版の予告として伝えた。アメリカのビル・クリントン大統領は6月にロシアもEUに受け入れるよう主張したが、独仏両国はここではじめて、ロシアの受け入れはEUを解体するという見解を明らかにした。またベラルーシとウクライナの加盟も賢明ではない、としている。
EUのベラルーシ、ウクライナ以東への拡大は加盟プロセスの政治的アクセプタンスを疑わしくするおそれがある、と調査報告書は述べている。「フランクフルター・ルントシャウ」紙によれば、この「30カ国およびそれを越える加盟国のヨーロッパ」に関する調査は、ドイツのヨシュカ・フィッシャー外相およびフランスのユベール・ヴェドリヌ外相がドイツ外務省の企画部とフランスの分析・予測センターに委託したものであるという。