2000年7月25日(火)16:01
ツァイト・ニュース
イギリスのロビン・クック外相は予定されているEU東方拡大を延期することに対し、反対の姿勢を示した。EUの東欧・中欧への拡大は予定どおり2003年に始められねばならない、とクックは火曜日ブダペストで語った。同外相はさらに拡大の明確なタイムスケジュールを求めた。これによりクック外相はEU内で検討されている東方拡大を2005年または2006年に延期するという考えに対し、拒絶の意向を示した。「統合プロセスにあまりに時間がかかり、東欧の加盟候補国が失望するのは理解できる。12月のヘルシンキのEU首脳会議でEUは第一陣の加盟候補国の受け入れ準備を3年後に終えると宣言した」と同外相は続けた。「今度はこの約束を守らねばならない。」
EUは加盟候補国における進捗状況の判断にあたっては寛容であるべきだ、とクックは付け加えた。イギリスは加盟候補国が共同の域内市場へ速やかに参入できるよう、加盟候補国の「強力な弁護人」となるつもりだ、と述べた。エストニア、ポーランド、チェコ、ハンガリー、スロヴェニアおよびキプロスは1998年終わりに第一陣としてEU加盟を約束されている。ヘルシンキのEU首脳会議ではさらにラトビア、リトアニア、ルーマニア、ブルガリア、マルタおよびスロヴァキアが加盟候補国に昇格した。
原題:Cook fordert EU-Osterweiterung schon 2003
Britischer Aussenminister: Zusagen muessen eingehalten werden
Zeit-News