2001年6月23日(土) 17:27
(n-tv online)
欧州統合は過半数のドイツ人から懐疑的に捉えられている。調査したうちの64パーセントの人々は、EUの権限をEU加盟国に返還するよう求めている。これはn-tvの委託で行われたエムニートEmnidの調査で明らかになったもの。
面接調査では次の統合段階に批判的であることが分かった。すなわち54パーセントの人々はユーロの導入が自らにとって不利益となると危惧している。どのような分野で不利益が及ぶ恐れがあるか、という質問の答えは明確である。75パーセントはユーロの導入が便乗値上げを招くと予測する。
また速やかなEU拡大に対しても人々は拒否権を投じた。78パーセントは、ゆるやかなペースで東方拡大を進めるよう求めた。10パーセントの人々は原則的にEU拡大に反対の意向を示した。同盟関係を速やかに開放することに賛成したのはわずか10パーセントに留まった。
原題:Mehrheit blickt spektisch nach Europa