2002年6月7日(金)18:29

欧州委員会は加盟候補国に勧告

ミュンヒェン(AP)

欧州委員会は厳密な加盟基準達成をEU東方拡大の条件とする意向である。拡大担当のギュンター・フェアホイゲン欧州委員は金曜日ミュンヒェンにおける会議の席で加盟候補国に対し、「これはデータと事実に基づいて決められる問題であり、政治的問題ではない」と警告した。

さらに同委員は、今日の視点では10ヶ国との交渉完了は現実的な可能性があると思われる。しかし、原発の安全性から国境管理、はては財政マネージメントなど、未解決の問題は至るところに存在する。候補国はEUの立法を適切に受け入れておく必要がある、と述べた。「私は今日の段階でもどの国がいつ加盟できるのか分からない」。抜きん出ている国もなければ、脱落が明確な国もない。欧州委員会は閣僚理事会に対する加盟候補国推薦の際、必要とあらば差異を設けることも躊躇しない、とフェアホイゲン委員は警告した。

EU拡大のコストはおそらく10月になれば明確になろう。しかし拡大は安全、安定および経済的発展の大きな好機をもたらす。拡大は実現するであろう、とフェアホイゲン委員は強調した。

原題:EU-Kommission ermahnt Beitrittskandidaten




トップへ戻る