2002年6月26日(水)14:55

ベルカ財務相:「ポーランドは速やかなEU農業改革を支持」

ツィノヴィッツ(ロイター)

ポーランドのマレク・ベルカ財務相は欧州連合の加盟国に対して、将来の農業政策をめぐる論争で速やかに合意をはかるよう求めた。

「私は、欧州連合がこの点で見解の統一ができれば、ポーランドとポーランド農業にとって有益であると確信する」。農業政策でのEUの合意が早ければ早いほど、ポーランドも速やかに自らの見解をまとめ、国民の疑問や不安に対して対応することができる。だがポーランド政府は東方拡大前に欧州連合の農業政策を改革する必要性を理解している。しかしポーランドには新規加盟国に対する長期の移行期間について懸念の声がある、とベルカ財務相は水曜日ツィノヴィッツでドイツのハンス・アイヒェル財務相(社会民主党)との協議を終えて語った。

アイヒェル財務相はあらためてドイツ政府の姿勢を強調した。「現在のEUで行われている諸政策‐とりわけ農業政策ひいては構造基金政策‐を改革せずにEUを拡大することは、とりわけ大きな実質負担を行っている国々には財政的に不可能である」。ドイツ政府は、フランツ・フィシュラーEU農業委員の提案を待つことに賛成である。近々発表される中期報告で現行のEU農業政策の改革が提案されることになる。東方拡大の分担金交渉は今秋中に終えねばならない、とアイヒェル財務相は語った。

先日ゲルハルト・シュレーダー首相(社会民主党)は、EU拡大後も欧州の農家に対する従来の直接補助金システムを維持することに反対の意を表明し、これまで現行補助金の恩恵を受けてきた国々も2004年に控えた拡大を財政的に支援するため、拠出を行うべきであると主張している。

原題:Belka - Polen fuer schnelle EU-Agrarreform




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