2003年6月13日(金)07:09

チェコ首相はバイエルン州首相の非難を退ける

AFP

チェコのヴラディミール・シュピドラ首相は、バイエルンのエトムント・シュトイバー州首相(キリスト教社会同盟)の激しい攻撃を退けた。シュトイバー州首相の見解は「ドイツの利益にも、EUの利益にも反する」とシュピドラ首相は『ベルリーナー・ツァイトゥング』紙(金曜版)で語った。同州首相は精霊降臨祭の日曜日、ズデーテンドイツ郷土会の大会で演壇に立ち、チェコは欧州連合に加盟するにはいまだ成熟していないと発言した。シュトイバー州首相が「国際法違反」と称したベネシュ布告の撤回について、シュピドラ首相はあらためて拒絶の意向を示した。「同布告は有効であり、今後とも有効である」。もしドイツ国民が賠償を求めるような事態になれば、この布告が適用されることになる。チェコがドイツに対して責任を負っているなどと考えるのは誤解である、と同首相は述べた。

原題:Tschechischer Ministerpraesident wehrt sich gegen Stoibers Angriffe




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