2003年6月15日(日)11:41

チェコ国民の77,3パーセントがEU加盟に賛成

プラハ(ドイツ通信社)

チェコは国民投票で2004年5月1日のEU加盟に明確な賛意を示した。公式の最終結果によれば、二日間にわたった国民投票において欧州連合加盟に賛成は77,3%、反対は22,7%であった。これはチェコの統計庁の職員が日曜日に発表したもの。

チェコの歴史上初の国民投票ではおよそ830万人の有権者の55,2%が投票した。他の加盟候補国とは異なり、チェコの場合は最低投票率の条件が設けられていなかった。

チェコのヴラディミール・シュピドラ首相は、国民は「不安なしに未来を見つめている」かもしれない。しかし加盟までにはまだ成すべきことがたくさんある。「われわれは構造改革と近代化を行わねばならない。これは途方もなく大きな課題である」と強調した。こうした課題の一部として、シュピドラ首相は2006年までに歳出を650億ユーロ削減し、一方で歳入を230億ユーロ増やすという、異論のある改革法案を計画している。同首相は週末、もし議会がこの改革案を拒否することがあれば退陣も辞さないと脅しをかけた。

ドイツのゲルハルト・シュレーダー首相は、EU加盟へのチェコ国民の明確な賛意を歓迎する旨を表明した。チェコは「歴史的機会を逃さなかった」と同首相は強調した。ヨシュカ・フィッシャー外相は投票結果について「エストニアとラトヴィアの国民投票にとって励ましのシグナル」と述べた。欧州委員会のロマーノ・プローディ委員長は「ヨーロッパにとって良い一日」となったと述べた。チェコに対するお祝いの言葉は、欧州委員会のギュンター・フェアホイゲン拡大担当委員や隣国オーストリア、ポーランド、スロヴァキアの政治家からも寄せられた。

原題:77,3 Prozent der Tschechen fuer EU-Beitritt




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