2004年6月28日(月)16:56

シラク大統領はEUの案件に関するブッシュ大統領の介入を拒否

イスタンブール(AP)

フランスのジャック・シラク大統領は、アメリカのジョージ W. ブッシュ大統領に対してEUの案件に容喙したとして非難した。ブッシュ大統領がトルコとの加盟交渉を開始するようEUに忠告したのは「行き過ぎ」である、とシラク大統領は火曜日、イスタンブールで開かれたNATO首脳会議の枠外で語った。ブッシュ大統領は「自分の管轄でない領域に足を踏み入れた」とシラク大統領は付け加えた。EUは今年末にトルコとの加盟交渉開始の是非を決定する意向である。

さらにシラク大統領はブッシュ大統領の発言について、「彼はこの問題で欧州連合に助言したり、意見の表明を求められたりする立場にないのだ」。これは、ちょうどフランスの大統領がアメリカとメキシコの関係に口を挟むようなものだ、と語った。ブッシュ大統領は土曜日訪問先のアンカラで、EUはトルコ政府にEU正式加盟の期日を提示すべきだ、と要求していた。

原題:Chirac weist Einmischung Bushs in EU-Angelegenheiten zurueck




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