2005年6月4日(土)01:08
ベルリン(AFP)
フランスとオランダのEU憲法国民投票否決を受けて、ドイツ産業同盟(BDI)のユルゲン・トゥーマン議長は欧州連合の急速な拡大に警鐘を鳴らした。EUはあまり早く拡大してはならない。ルーマニア、ブルガリアの2007年加盟に向けた加盟条約は調印されたが、両国の加盟後EUは「受け入れの限界に」達する、と議長は『ヴェルト日曜版』紙Welt am Sonntagに語った。議長は具体的にウクライナ、モルダヴィア、トルコの名を挙げ、これらの国への拡大の前にEUはまず内部を固める必要があると主張した。トゥーマン議長はトルコとの加盟交渉開始を支持したものの、交渉は「結果を約束せずに」行わなくてはならないと述べた。
原題:BDI-Praesident warnt vor schnellem EU-Beitritt weiterer Laender