2005年6月4日(土)11:14

イギリス政府:「EU拡大は継続すべき」

ハンブルク(AFP)

フランスとオランダの欧州憲法否決を受け、イギリスのダグラス・アレクサンダーEU担当相は、欧州連合の拡大を疑問視しないよう警告した。「両国の否決を受けて、EU拡大をストップすべきと主張する人もいる」。「しかしもろもろの不安には根拠がない。新規加盟国はトルコも含めて安全と繁栄をもたらしてくれるのだ。ドイツにとっても」、と同相は『ビルト日曜版』紙Bild am Sonntagに語った。

あわせてアレクサンダーEU担当相は、サービス市場開放の目標を降ろさぬようEU加盟国に警告した。EU加盟国の国民はグローバル化に向き合い、経済改革に着手してこそ、生活水準を保つことができる、と同相は語った。

アレクサンダーEU担当相は、欧州憲法の将来についてはイギリスのトニー・ブレア首相が「熟考の時間」を要求している。「どの国も単独でEU憲法の運命を決める権利はない」。フランス政府とオランダ政府はなぜ国民が反対を表明したのか、またこれに対しどのような対応を考えているかをEU加盟国の首脳に説明する必要がある、と主張した。

原題:London: EU-Erweiterung muss weitergehen




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