2006年6月18日(日)12:41

バイエルン州首相はトルコのEU加盟を想定せず

ベルリン(AP)

EU加盟交渉が開始されたにもかかわらず、キリスト教社会同盟(CSU)の党首を務めるバイエルンのエトムント・シュトイバー州首相は、トルコのEU加盟がありえないとの見解を表明した。「トルコの大きさや経済状況、また社会的、文化的観点から、トルコの加盟はEUの受け容れ能力を超える」とシュトイバー州首相は日刊紙『ヴェルト』Die Welt(土曜版)に語った。

それゆえトルコには安定連合協定と正式加盟の間の特別な地位を考える必要がある。そうすればEUとトルコは良い協力関係を築くことができる。「私はトルコのEU加盟は実現しないと確信している」、と同紙はシュトイバー州首相の発言を伝えている。

シュトイバー州首相はEU拡大に関して根本的な路線転換を求め、従来の「自動的加盟」の変更を要求した。「EUは明確な停止標識を掲げ、続々と新たな候補国を正式加盟させる代わりに、別の案を考えねばならない」。西バルカンの国々にはせいぜい長期的な加盟展望で済ますべきである、と州首相は語った。

原題:Stoiber glaubt nicht an EU-Beitritt der Tuerkei




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