2007年6月26日（火）14:26
AFP
クロアチアはEU加盟に向けて大きく前進した。EU議長を務めるドイツのフランクヴァルター・シュタインマイヤー外相（社会民主党）がブリュッセルのEU拡大会議を終えて発表したところによれば、欧州連合はクロアチアとの間でさらに6分野の加盟交渉を開始したという。シュタインマイヤー外相は「決定的な一歩」と評した。これにより、クロアチアとの間では2005年10月の交渉開始以来、すでに全35分野の3分の1に関して交渉が行なわれることになる。
欧州委員会のオリ・レーン拡大担当委員は、クロアチアがこれまでどおり速い交渉スピードを維持するとの確信を表明した。クロアチアのコリンダ・グラバルキタロヴィッチ外相は、クロアチアが2009年に加盟交渉を完了し、加盟条約に調印できるものと考えていると述べた。
今回開始された交渉分野は、サービスの自由、企業法、情報・メディア社会の規制、ならびに財政監督の分野などである。現在クロアチアはEU加盟候補国の中で最も有望視されている。
原題：Kroatien macht grossen Schritt in Richtung EU-Beitritt