2009年6月25日(木)20:34

スウェーデンはトルコとのEU加盟交渉を推進する意向

ストックホルム(AP)

次期EU議長国スウェーデンのフレーデリク・ラインフェルト首相は、議長国としてトルコとの加盟交渉を推進する意向を表明した。加盟協議は「EUにとってきわめて大きな戦略的意義」を有する、とラインフェルト首相は木曜日ストックホルムでAP通信のインタビューに答えた。一方で首相は、トルコの加盟問題が加盟27ヶ国の最も議論のあるテーマの一つであることを認めた。スウェーデンは7月1日にチェコから輪番制のEU議長国を引き継ぐ。

ラインフェルト首相は、トルコがヨーロッパに向けた石油と天然ガスの重要な中継国であることを指摘した。欧州委員会のオリ・レーン拡大担当委員も先日同様の発言を行っている。2005年に始まったトルコとの加盟交渉は、全35分野のうち10分野の交渉が始まっている。しかし人権問題やキプロスをめぐる争いから協議は停滞している。

トルコの加盟に対してはEU加盟国内で激しい議論がある。ドイツのアンゲラ・メルケル首相はトルコの正式加盟を断固拒否しており、代案として「特権的パートナーシップ」を提案している。

原題:Schweden will EU-Beitrittsgesprache mit Tuerkei vorantreiben




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